大越健介NHK退職理由や最終役職は?”更迭””左遷”騒動のその後も調査!
こんにちは、やーまんです。東大の野球部出身で元NHK政治部記者、物言うキャスターとして人気も知名度も高い大越健介氏。
NHKを退職後すぐにテレ朝系『報道ステーション』のメインMCを務めることが発表されました。
『ニュースウォッチ9』のメインキャスターを降板した際には、政権批判をしたために疎まれたなどと様々な憶測が飛び交いましたが、
退職理由は更迭騒動と関係があるのでしょうか。
プロフィール
大越健介(おおこし けんすけ)
生年月日 1961年8月25日(60歳) 出身地 新潟県三島郡寺泊町(現:長岡市) 出身校 新潟高校、東京大学文学部国文学科 職業 元NHK報道局政治部記者、放送ジャーナリスト |
NHK退職理由は?
大越健介氏は6月30日をもってNHKを退職されました。
理由は定年退職です。
誕生日は8月25日なのでこの時点ではまだ定年の60歳にはなっていませんでしたが、
6月末で退職を決めた理由について
「この夏で60歳という節目の年齢を迎えますので、この際、自分自身の仕事にも一つ区切りをつけようということにしました。」
「30日はちょうど1年の折り返し点でいいかなと思いました。」
「27日にこの1年間放送してきた『NHKスペシャル』のパンデミックシリーズも一区切りついたし、
いろんなタイミングがあるので、6月30日という日を大事にした」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/
と語っていました。
しかし60歳目前の6月30日の退職については局内に知らせれていなかったようです。
大越氏は同僚に挨拶を交わすこともなくひっそりと局を去り、
報道局長が大越氏から託された「退任メッセージ」を代読したことで初めて職員に退職が伝えられたといいます。
60歳で定年といえど延長も可能であった中退職の道を選んだ原因は、
NHKの現在の体質だろうと報じられていました。
大越健介氏が2015年に『ニュースウォッチ9』のメインキャスターを降板させられたことがその象徴的な出来事。
公正中立な立場を貫き、物言うキャスターといわれ、政府への批判的コメントもいとわなかった大越氏。
そのため政府からの圧力がかかり、飛ばされたのだと憶測が飛び交いました。
しかしこれは大越氏に限ったことではなく、他にも正義感にあふれた経験豊富なベテランキャスターや職員達が左遷され、
キャリアを活かす場を失い、退職を選択する者も少なくないといいます。
若手職員達で構成された現場は、官邸の意向を汲んだNHK経営幹部の指示内容を伝えるだけの場になってしまったとの声も。
そういった状況に居続けるよりは、大越氏が民放で言うべきことを自分の言葉で伝えたいと思ったとしてもおかしくありません。
最終役職は?
日本財団のアドバイザリー会議委員を務める大越健介氏の役職名には、
元 日本放送協会 報道局 記者主幹(2020年9月1日現在)
とあります。
退職後に(元)と付け足されたのでしょうから、最終役職は報道局記者主幹。
局長に次ぐポジションではありますが、出世コースからは外れ、
体の良いポストを与えられたと言われていました。
ちなみに元NHK職員であった池上彰氏の最終役職も報道局記者主幹。
現在のNHKで出世コースに乗り、権力を保持できるのは政権に近い政治部出身者なのです。
”更迭””左遷”騒動のその後は?
更迭・左遷騒動とは
2010年から大越健介氏がメインキャスターを務めていた『ニュースウオッチ9』
大越氏の落ち着いた物腰と分かりやすい解説で局内外から高い評価を受けていた番組ですが、
2015年に突然のキャスター降板。
NHK局内の現場でも予想外の出来事で、青天の霹靂といわれた降板。
疑問を呈する声は当然多く、背景には”官邸の圧力”があったのではないかと報じられていました。
大越アナは、NHKのアナウンサーとしては珍しく、ニュースの合間に短いコメントを挟むスタイルを貫いており、政権に批判的なものも多かった。
これに安倍晋三首相(当時)が鋭く反応し、“官邸がNHKに圧力をかけた”と、複数のメディアで報じられました。
それ以外にもここ数年、NHKの番組制作や報道姿勢について、たびたび官邸の圧力が指摘されており、
大越アナも“政権の不興を買って飛ばされた”と伝えられています」(フリーのジャーナリスト)
引用元:https://www.news-postseven.com/
表向きは通常の異動によるキャスター交代となっていたものの、
突然の降板は大越氏本人も寝耳に水の出来事で、事実上の「更迭」や「左遷」といっていい人事だと言われています。
その後
『ニュースウオッチ9』を降板した大越氏。
安倍政権に近しいとされていた同期入局の当時の政治部長が報道局長に出世する一方で、
大越氏は報道局記者主幹という体裁のいいポストをあてがわれ、テレビ出演は激減。
完全に干された状態となっていました。
それでも公平中立な報道姿勢を貫くジャーナリズムとその人柄で大越氏を慕うかつての部下は多く、
彼等の働きもあり、2018年からNHK看板番組『サンデースポーツ』のキャスターに就任されました。
野球部出身でスポーツマンの大越氏が「いつかはスポーツキャスターを務めたい」と漏らしていたことから、
実現したと言われています。
当初は2020年の東京五輪に向けてのキャスター抜擢で、
大越氏も「東京五輪・パラリンピックをキャスター人生の終着点にするはずだった」と話していました。
しかし1年延期により番組も改変。
2020年10月からは『サンデースポーツ』のキャスターを降り、『NHKスペシャル』のキャスターを担当されました。
同番組では新型コロナウイルスのパンデミックが浮き彫りにした課題の取材を続けておられました。
またレギュラー出演していたNHKラジオ番組『三宅民夫のマイあさ!』の6月30日の放送では、
この日で出演を終了し退職することを発表し、
退職後の予定について
「放送ジャーナリストとして研さんをこれからも積んでいきたいと思いますし、
しばし、お休みを頂いて不得意な英語の勉強もしたり。
これからもしっかり自分を磨いて、また皆さんとお話ができるようになればなと思っております」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/
と話していました。
報道ステーションメインMC抜擢
かつてNHKの夜の顔であった大越氏がテレ朝の夜の顔に。
民放関係者は「いい人選でしょう。大越さんはその人当たりの良さや物腰の柔らかさで、お茶の間は好印象を持っている。
その上、記者出身ですから取材経験もあり、自分の言葉で発信できる」と評価する。
https://www.zakzak.co.jp/
大越氏はNHK入局後政治部記者として活躍。
橋本龍太郎首相(当時)の番記者、ワシントン支局長なども経験し、
大物と言われる実力派の政治家への取材力は、局内から高く評価されていました。
10月から大越氏は『報道ステーション』の月曜~木曜を担当されます。
現在月曜~水曜のMCを務める徳永有美アナ(元テレ朝、現フリー)
木・金のMCを務める富川悠太アナは、2人で金曜日担当に。
富川アナは月曜~木曜はリポーターとして取材に出かけるといいますが、
事実上の格下げです。
これには「視聴率が良いのになぜ外部から人事を招くのか」
「若い視聴者層も狙いたいのに60代のキャスターでいいのか」
などと疑問の声も上がっているといいます。
最終的にはテレ朝のドンである早河洋会長兼CEOの鶴の一声で決まったという話。
徳永アナは現夫であるウッチャンとの不倫→テレ朝退社からのサプライズ復帰だったのですが、
好感度が上がらず、スター性に欠けた。
富川アナは自身のコロナ感染(体調不良にも関わらず出勤を続けた責任)やパワハラ、
家族のDV疑惑などスキャンダルが続いた。
ということで、テレ朝の顔である『報道ステーション』のブランド力を維持するだけの”華がない”と判断されての交代のようです。
局内には色々な感情が渦巻いているのも事実でしょうが、概ね歓迎ムードだそうです。
2004年4月の番組開始から12年間『報道ステーション』のメインキャスターを務めた古舘伊知郎氏は
「すばらしい人選だと思う。今まで頑張ってきた局アナ、富川悠太には申し訳ないけど、大越さんはいい人選だと思う」
「大越さんは言っちゃいけないことは言わないけど、芯を食った甘噛をする人。」
と太鼓判。
ネット上でも
「報道番組と言うのなら大越氏に勝る人材は見当たらない。」
「テレビ朝日は大越さんに報道ステーションには、今までなかったより深い視点や、洞察力に期待しているのでは」
「大越さんは物腰優しくも急所をズバリ差し込む切れ者で好感がもてます」
「大越さんは年代問わず支持されると思う」
と好評価。10月からの改変を楽しみにしている人が多いようです。
経歴
新潟県三島郡寺泊町(現:長岡市)に生まれ、3歳の時新潟市へ移る。
新潟高等学校から東京大学(文科三類)に進学し、野球部に所属。
1983年、日米大学野球選手権大会の大学日本代表メンバーに初めて東大から選出される。
1985年、NHKに入局。
同期入局は安住淳氏(現:衆議院議員、立憲民主党国会対策委員長)、出川展恒氏。
初任地は岡山局。
2005年にワシントン特派員、07年にはワシントン支局長を務める。
帰国後は報道局政治部に所属し、10年から15年まで「ニュースウオッチ9」のキャスターを務める。
18年4月からは「サンデースポーツ2020」のキャスターを務める。
20年9月に同番組を卒業後、同年10月から「NHKスペシャル」のキャスターに就任。
2021年6月30日付けでNHKを定年退職。
2021年7月、10月よりテレ朝系『報道ステーション』のメインキャスターを務めることが発表される。
まとめ
・大越氏のNHK退職理由は定年退職だが、官邸に忖度するNHKの体質が問題ではないかと思われる。
・最終役職は報道局記者主幹。
・左遷直後は干された状態になっていたが、2018年からは念願のスポーツキャスターとして活動し、
近年はコロナウイルスによるパンデミックに関する取材を行っていた。
・退職後すぐにテレ朝の顔『報道ステーション』のメインMCになることが決定。
期待は大きい。
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